染色工場

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てぬコレではてぬぐいについて深く掘り下げていき、昔ながらの注染でどんなデザインが可能か?ということを、デザイナーが考え提案していきます。てぬぐいができるまでには10人以上の人の手を経ています。 染色は浜松の武藤染工株式会社さんで染めてもらっています。

型付け(防せんのり付け)
紙型は工場へ運ばれ、染色をする前に防せんのり付けをします。 職人さんが木枠に紙型を画鋲で留めていきます。ぴしっと張らないとよれたりしてしまうので慎重に作業は進められます。 のり貼り付けは薄すぎても、厚すぎてもうまく染められません。熟練の技が必要になります。

■染色
防せんのり付けが終わるといよいよ染色です。色のさし分けなどは防せんのりで土手を作っていきます。その作業が終わるとやかんで上から染料を注いでいきま す。注いでいくことから注染(ちゅうせん)技法と呼ばれています。作業台は下からバキュームのように吸い込んで染料を染み込ませて染めていきます。このた め、裏表がまったく同じに染まっているのが特徴です。

水洗い
染色が終わると洗い場に手ぬぐいは回されます。昔は布に竹を通して人力で川で洗っていたようです。最近ではここだけは機械化されました。染料を洗った水は 工業排水になってしまうので工場で浄水してから川へ戻しています。

乾燥
手ぬぐいを乾燥させます。この工場では室内に干しています。昔は物干し台の上に乗ってするすると上から垂らしていたようですが、事故なども多く危ないこと から現在ではロープを使って布を持ち上げて干しているそうです。

巻き取り
手ぬぐいは2時間ほどで乾きますので、乾いたら布を伸ばしながら巻いていきます。ここも人の手によって行われます。綿がよれてしまわないように人の目で確認しながら作業が進められていました。