伊勢型紙

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型紙は伊勢型紙です。版下は型紙彫り職人さんの手に渡ります。 手ぬぐいの紙型はいまも職人さんの手によって彫られています。 最近は機械で掘っているところもあるようですが、正確すぎていまいち味のない染め上がり線になるようです。

伊勢形紙は、友禅、小紋などの柄や文様をきものの生地に染めるために昔から使われ てきました。なんと千有余年の歴史があります。

その歴史は古く、その発祥には色々な説がありますが、室町時代末期(1570 年頃) には形紙があったと推察されています。江戸時代になると、現在の鈴鹿市白子地区を 中心に、徳川紀州藩の保護の下に独占企業として、染形紙製作の振興が行われ、形紙 商人は「紀州御用、伊勢形紙」と染め抜かれた堤灯、鑑札を持ち、全国各地を行商 し、「伊勢形紙の白子」が広く知れ渡りました。

現在では需要の大半を占め、手作りによる形紙を京都・東京をはじめ全国に送ってい るそうです。 防染のりを張るためには丈夫で厚い形地紙が必要です。 この形地紙は5000枚くらいまで、防染のりを張るのに耐えられるようにできてるそう です。 現代はセルロイドでできた化学繊維の丈夫な形紙もありますが、 江戸の時代には当然そんなものはありません。 昔は乾燥した和紙を燻煙室へ入れ、一週間いぶし続けて伸縮しにくいコゲ茶色の型地 紙を作っていました。それをさらにもう一度柿渋(※)に浸し、天日乾燥→室干し→ 表面の点検という長い工程を得て型地紙となります。

 

■型地紙の工程

1.法造り(ほづくり)
200~500枚の和紙を重ねて規格寸法に裁断します。
2.紙つけ
三枚の和紙を紙の目に従って、柿渋で張り合わせます。
3.乾燥
紙つけの終わった紙を桧の張板に貼り、干します。
4.室干し
乾いた紙を燻煙室へ入れ一週間いぶし続けます。

伊勢形紙とは、和紙を加工した紙(形地紙)に、鋭利な彫刻刀で文様や図柄を丹念に 彫りぬいたものです。形紙を作るには高度な技術とともに根気と忍耐が必要です。てぬコレの図案はこうした熟練の職人さんたちによって、彫られています。 昭和58年に通商産業大臣の「伝統的工芸用具」の指定を受け、形紙産業の振興と認定 を受けた「伝統工芸士」により伝統技術の維持向上に努めているそうです。

■彫りの種類

・縞彫(引彫)
定規と彫刻刀で、均等の縞模様を彫ります。
熟練の職人さんは1センチ幅に最高11本 (!)もの縞を彫れるそうです。

・道具彫
彫刻刀の刃自体が文様の単位になっていて、これで形地紙を彫り抜きます。

・錐彫
小紋を彫る技法。半円型の彫刻刀を回転させながら小さな孔を彫り上げていきます。

・突彫
5~8枚の形地紙を穴板の上でつくようにして、前に掘り進みます。
これには補強のため、紗張りをすることもあります。

 

こちらで伊勢型紙について堪能することができます。

■鈴鹿市伝統産業会館
〒510-0254 鈴鹿市寺家三丁目10番1号
TEL/FAX 0593-86-7511
開館時間 午前9時~午後4時30分
休館日 毎週月曜日(祝日のときは翌日)
12月28日から1月4日
入館料 無料
交通のご案内 近鉄名古屋線「鼓ヶ浦」駅より東へ徒歩10分

http://densansuzukacity.com/